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Q. 穴加工において、テーパが発生してしまっているのですが対策法はありますか?

A. 孔の底面に逃げを追加することで、テーパの発生を防止することが出来ます。

穴加工において、内面研削を行う際に、穴の底面付近にテーパが発生する場合があります。

穴の底面付近の径が小さくなるテーパは、砥石のサイズや高硬度材料の加工、穴の深さなどの条件によって発生します。

そのため、精密ピンや精密シャフトなどの部品で寸法が外れてしまえば、部品同士が嵌め合わず、品質不良の原因になります。

この品質不良を解消するためには、追加工が必要になるため、工数が増加してしまいます。

穴加工において、底面に砥石が通り抜けられる逃げを設けることで、テーパの発生を防ぐことが出来ます。

その結果、砥石が奥まで通り抜けられるので、底面の削り残しがなく、精度の高い面粗さに仕上げることが出来ます。

テーパは砥石が小さくなればなるほど発生しやすく、装置部品で使用される焼き入れ鋼や超硬などの高硬度材でも発生しやすいです。

そのため、底面の精度が保証出来ない場合には、逃げを追加するといった設計変更は有効的です。

 

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