技術提案事例
Q. 超硬ロー付けのコストダウン方法はありますか?
A. 超硬の一体化構造によるコストダウンを実現することが可能です。
超硬は主成分の8割をタングステンとする硬度の高い材質で、このタングステンを多く含む材料は他と比較して高価であることが特徴です。そのため使用箇所を限定することでコストを抑えることが重要です。ロー付け部分のみを限定した設計をすると材料コストは抑えることが出来ますが、ロー付け部分が複数に渡ると研削加工+ワイヤー放電加工と多工程に渡るため加工時間がかかってしまいます。このような複数のロー付けが必要な製品の場合には超硬の一体化構造に置き換えて加工することで、加工工程を削減し加工時間を短縮することでトータルでコストダウンすることができます。コストダウンに目を向けるだけではなく、品質、コストを加味した上で、最適な設計を行うことが重要となります。ぜひ、超硬のロー付けでお困りの案件がございましたら、お声掛けください。