切削・研削・放電加工技術で、ミクロン台の超精密加工品を1ケから

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Q. 型彫放電加工において、電極形状が複雑になってしまいリードタイムが増加してしまいます。

A. 電極の形状を単純化できるように、設計変更を検討することが効果的です。

超硬材などの高硬度材の加工に用いられる型彫放電加工は、加工形状に合わせた電極を製作する必要があるため、加工箇所の形状が複雑になればなるほど、電極の製作に工数が掛かります。

例えば、図(Before)のように、超硬合金を用いて下方向からはストレートな仕上げ穴加工、上方向からテーパ角度60°~90°のテーパ加工、更につなぎ目にR1~3の形状に加工するとなると、型彫放電加工に用いる電極の製作も複雑になり、リードタイムが増加してしまいます。

そこで、電極の形状を単純化するために、電極が複雑化をする原因となる箇所の形状を変更することで、電極製作の工数を削減し、リードタイムを短縮することが可能です。

具体的には、従来設計ではR形状をR1.0~R3.0で設計していたものを、つなぎ目部分のR形状を任意に変更することで、つなぎ目を型彫放電加工ではなく「リューター」と呼ばれる工具を使用し加工することが可能になります。

型彫放電加工において工数を削減するためには

・電極の形状が単純化するように設計変更すること

・型彫放電加工より工数のかからない加工方法、今回であれば「リューター」を用いた研削加工で加工できるように設計変更すること

この2点が重要です。

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