精密加工事例
超硬ピン半田付け

材質 | 超硬合金+SK3 |
サイズ | φ1.2×φ30×幅20mm×92L |
精度 | 直角度・平行度:0.01mm以内 |
直径わずかφ1.2mm、長さ92mmという極めて細長く折れやすい超硬ピンを8本、寸分の狂いなく垂直に立て、その直角度・平行度を0.01mm以内に収める。これは、単に部品を組み立てるというレベルを超えた、マイクロメートル単位での位置決めと、熱変形を完全にコントロールする接合技術が融合して初めて実現できる、超精密アセンブリ技術の結晶です。本製品の最大の技術的挑戦は、極細の超硬ピンと鋼材という、物性の異なる材料を「半田付け」する工程にあります。接合時の熱で各ピンに僅かでも傾きや反りが生じれば、求められる精度を達成することは不可能です。当社は、最適な半田材の選定、独自の治具設計、そして精密な温度管理ノウハウを駆使することで、この難題を克服しました。円筒研削によるピン本体の精密加工、先端の鋭利なテーパー加工、そして超精密な半田付けアセンブリまで。複数の精密加工を組み合わせ、髪の毛のように細いピンの集合体を、一つの高精度な機能部品として成立させる当社の微細加工と接合技術の高さを象徴する一品です。