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Q. 凸形状の製品において、リードタイム短縮・コストダウンをする方法はありますか?

A. 角部R部分のRを大きくすることや逃げを追加することでリードタイム短縮・コストダウンにつながる場合があります。

上記図のような凸形状の製品を製作する際は、対となる凹形状や穴形状の製品との嵌め合いを考慮して製作する必要があります。
嵌め合いについて考慮する際に重要なポイントとして、角部Rを相手部品と合わせて製作しなければいけません。
例えば、上記左図の凸形状の製品は、相手部品との嵌め合いを考慮して角部Rを0.1以下に加工しています。
角部0.1以下に加工するためには、複数回のドレス加工やプロファイル研削加工が必要になり工数増加や、それらの加工に伴う砥石の成形などが必要になり、リードタイムや加工コストが増加してしまいます。
このような場合、製品の凸形状を設計変更することで、リードタイムや加工コストを減少させることが可能です。
例えば、製品の仕様上問題がなければ角部Rを0.2以上、それに応じて嵌め合い部品もR0.2以上に設計変更することで、工数のかかるドレス加工やプロファイル研削加工の加工箇所を減らすことが出来ます。
また、角部に逃げを追加することでも、相手部品との嵌め合いをよくすることが出来る場合もあります。
このように凹凸形状の製品では、角部Rが0に近づくほど加工工数が増加してしまいます。
そのため、工数のかかる仕上げ加工の加工箇所を少なくするため、角部のRを大きくすることや、角部が干渉しないために逃げを追加することでリードタイムや加工コストの短縮につながります。

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