精密加工技術コラム
2022年08月02日
超精密加工とは?精密加工との比較
装置部品 精密加工.COMを運営する(株)キンコーは電子部品・光学機器業界を始めとする超精密加工・超微細加工を専門に高精度な部品を全国に供給しています。当社が定める超精密加工とは一般的な精密加工が±5μmの加工領域であるのに対して、ゼロ狙い及び±1μmの加工領域のことを指します。また実際の加工精度は測る場所の温度によって異なり、おおよそ1℃あたり1μmで変わります。お客様との測定環境と測定装置に違いがあるために、当社ではまずお客様に測定検査をしていただき、その結果に基づいて0.数μm単位でずらしてお客様の要求精度で納品をしています。
このようなミクロン台の加工精度を求められる最先端分野に対応すべく、最新の高精度微細マシニングセンタや細穴放電加工機、超微細ワイヤー放電加工機をはじめ、各種研削盤や研磨加工機を保有しています。例えば丸物の加工においては通常の円筒研削加工では難しい高精度なテーパ加工やR加工、その他様々な形状が加工可能なプロファイル研削盤を使用しております。これらの加工機器を駆使することで、当社では最小穴径φ0.03mm、形状公差 ±0.002mm以内、平面・平行度0.002mm、インコーナーR0.023mmの加工を実現しています。
このように装置部品の設計を行う際には加工方法に応じて、どこまでの精度が可能かを押さえておく必要です。超精密加工でお困りなら、当社にお気軽にお問い合わせください。
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